小窓文庫は普段パソコンで豆本の中身を制作し印刷しています。小さくても「出版」ですから、難しいソフトも使ったりしなくちゃあいけません。
iPhoneは便利ですね。きちんとしたドキュメント作成には未だ向きませんが、簡単なものなら本当に手軽に作れてしまいます。今回はiPhoneを使って豆本サイズのミニ写真集を作ってみましょう。iPhoneで作る豆本なので「まめphone」www。
おおまかな工程は以下の感じ。
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・iPhoneで写真を撮る
↓
・iPhoneアプリで面付け
↓
・プリンタで印刷する
↓
・製本する
↓
(完成)
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さーやってみよー
■iPhoneで写真を撮る
ミニ写真集ですから、iPhoneで写真を撮りましょう。今回の豆本用の写真は、スクエア(正方形)にしましょうか。
無料のカメラアプリ、Instagram(インスタグラム)などでお馴染みの形ですね。
豆本用に、8枚の正方形の写真をiPhoneで撮影し用意してください。
■iPhoneアプリで面付け
「面付け」は「めんつけ」と読みます。世の出版物や印刷されているもののほとんどは、一頁または一枚ずつ印刷されるのでは無くて、大きな紙に何ページもくっつけ合わせたもの(面付けした状態)で印刷されます。
この方が沢山の印刷物を効率よく作ることが出来ます。今回、豆本作りの為に同じ様な「面付け」作業を、iPhoneアプリを使ってやってみました。
使用したのは、「CustomFrames」というアプリ。本来は撮った写真を好きにレイアウトしたりコラージュするアプリのようです。
このアプリでスクエアな写真8枚を以下のように面付けして一つの画像に加工しました。
これで一度のプリントアウトで複数ページの印刷が出来ます。
■プリンタで印刷する
さあ面付けされた画像をプリントアウトします。A4いっぱいの大きさ、真ん中配置で印刷しましょう。紙はコピー用紙でもかまいませんが、多少コシのある紙の方が出来上がりの豆本がしっかりするでしょう。また紙が分厚すぎると製本時にページを折る際に苦労しますので注意してください。
もしお持ちのプリンタが「AirPrint」機能に対応していれば、iPhoneから直接プリントアウト出来ます。もちろんメールなどでパソコンへ画像を転送しプリントアウトしてもけっこうですよ。
A4用紙に、こんな感じで収まればオーケー。よく見ていただくと下の段は逆さに面付けしてますよ。
■製本する
製本しましょう。余白をきれいに切り落とし、切れ目をいれたら折っていきます。うまく折れたらページの内側を貼り合わせます。テープのりが簡単で失敗が無いかと思います。
この片面印刷の張り合わせによる製本は、絵本や学校アルバムなどで多く用いられています。
好みで「見返し」や「表紙」をつけたら本格的な「まめphone」の完成です。
なかなかカワイイでしょっ
Impressions
「仕上がりサイズ」や「解像度」などアプリやプリンタ任せなのは否めません。ただiPhoneとプリンタがあれば、「思いついたら写真を撮ってすぐ豆本に出来る」所が魅力です。おうちに来てくれた友人や子供さんたちとちょっと工作してお土産に持って帰ってもらうのも良いんじゃないでしょうか。
(おしまい)
コメント
[…] ブログを拝見していると、iPhoneで豆本を作る「まめphone」という方法を紹介してくださっていました。 […]