(1) 綴じ糸がゆるんでページがとれかかっている状態です。
(2) 破れの修理には本の修理用のメンディングテープを使用しました。薄いのでほとんど分かりません。
(3) 表紙と本体を分離し、背にクーター(薄い紙を筒状にしたもの)を貼ります。
最終的に表紙と本体を接着した時に、背の部分にかかる負担をやわらげるためのものです。
(4) 破れてとれてしまっていた見返しと本体を、幅2㎝の和紙をのりではってつなぎました。
(5) 分離した表紙の状態。背はほとんど表から貼った補強用のテープのみでつながっている状態です。
補強のため、裏からべったりと和紙を貼りました。
(6) 最後に表紙と本体を、幅2㎝の和紙をはってつないで修理完了です。